15時間、372.5kmの旅の終わり
岩見沢駅で小樽行き快速『いしかりライナー』に乗り換えます。発車時刻19:40まで少し時間があったので改札を出て駅構内を散策。岩見沢駅の駅舎は最近完成したもので、この駅には自動改札機がありました。
留萌本線に乗れなかった悔しさもあり、別のローカル線で札幌に帰りたいところ・・。みどりの窓口にある時刻表を見てみると、函館本線を走る『いしかりライナー』に乗らなくても、室蘭本線と千歳線を経由しても札幌に戻れることが判明しました。
19:38室蘭本線/苫小牧行きの普通列車に乗車しました。函館本線は本数が多く、先の快速『いしかりライナー』に乗れば20:19には札幌に到着します。しかし、普段なかなか乗ることのできない北海道のローカル線、乗れる限りは乗ってみたいという気持ちで室蘭本線ルートを選択しました。2両編成の気動車には30人ほど乗っており、地元の高校生も多くいたので、札沼線の末端区間ほどではないようです。外は真っ暗で車窓からは何も見えません。街灯や車のライトがほとんど見えないことから、札沼線のような景色を想像しながら窓の外を見ていました。
20:55 苫小牧駅の1つ手前、沼ノ端駅で降車。苫小牧駅まで行ってしまうと、次の札幌行きの列車まで1時間近く待たなければならず、この駅で千歳線/札幌行き普通列車に乗り換えます。
乗り換え時間は3分。3両編成の電車の1両目に乗りましたが車内は5人ほどしかいませんでした。帰宅ラッシュとは逆方向なのもあるでしょう、
21:34 北広島駅に到着。2分後に本日最後の列車となる札幌行きの快速『エアポートライナー(213号)』に乗り換えました。新千歳空港から札幌へ向かうビジネスマンや旅行客が多く乗車しており、かろうじて座席に座ることができました。
21:55 ようやく札幌駅に戻ってきました。6:58に出発してから14時間57分、372.5kmの旅。普通に切符を買うと6,260円かかります。東京から仙台までの距離よりも長いです。この距離を青春18きっぷ1回分(2,370円)で乗ったのですから、十分に元は取れました。1月の北海道は観光には不向きですが、私はぜひ地元ローカル線を乗る鉄旅をおすすめします。